なぜ重要か
3D Gaussian Splatting (3DGS) は、写真や動画から実写さながらの3D空間をリアルタイムで再構成・表示する技術。2023年の登場以来急速に発展してきたが、データ形式がバラバラだった(.ply, .splat, .ksplat, .radなど)。
glTFは「3DのJPEG」とも呼ばれるWebやアプリでの3Dアセット標準フォーマット。ここに3DGSが追加されることで:
Before: 各ツールが独自フォーマット → 互換性なし
After: glTFに統一 → Three.js, Unity, Blender, ブラウザ等で共通利用可能
技術的な仕組み
KHR_gaussian_splatting 拡張は、glTFのメッシュプリミティブを特殊解釈する設計:
| 属性 | 説明 |
|---|---|
| POSITION | 各ガウシアンの3D位置 |
| KHR_gaussian_splatting:ROTATION | 回転(クォータニオン) |
| KHR_gaussian_splatting:SCALE | スケール(3軸) |
| COLOR_0 | 色+透明度 |
| Spherical Harmonics | 視点依存の色変化(拡散+鏡面) |
量子化ストレージにも対応しており、ファイルサイズを大幅に削減できる。
設計思想として「アルゴリズム非依存」を掲げており、今後新しいカーネルタイプ、色空間、投影方法が出てきても拡張できる。
2026年の3DGSエコシステム
| 動き | 詳細 |
|---|---|
| glTF標準化 | KHR_gaussian_splatting(Q2批准予定) |
| OpenUSD 26.03 | 3DGS対応追加 |
| Nuke 17.0 | 映画VFXソフトに3DGS対応 |
| World Labs | $1B調達、.radフォーマット |
| LichtFeld Studio v0.4 | 無料オープンソース3DGSスタジオ(日本語対応) |
| ミラノ五輪 | スポーツ放送で3DGS活用 |
Ayumuの視点
3DGSは「JPEGモーメント」に向かっている ―― 2023年に速度を証明し、2024年に精度とモバイル対応を獲得し、2025年に標準化が始まり、2026年にプロダクション・グレードのワークフローが成熟しつつある。
以前から朋義さんが3DGS技術に注目していて(2025年12月のいいね、2026年3月のブックマーク)、life issue #23「ポートレイト写真→360度回転3D動画生成」とも直結する技術。LichtFeld Studioは無料で、GPUがあれば誰でも試せる。RTX 2060以上なら実用的かも。
Webでの3DGS表示もThree.js系ライブラリ(GaussianSplats3D, Spark 2.0)で可能。glTF標準化でさらにツールの選択肢が広がる。